女性のラグジュアリーウォッチ事情:伝統と革新の融合

2020年、私が「Dimepiece」を立ち上げた頃、まだラグジュアリーウォッチを所有していませんでした。リサーチを重ね、検討を重ね、ようやく高額な購入に踏み切れるまでに1年を要しました。女性は感情に流されやすい買い物をするのでしょうか?

ハロルド・ゴッドフリー氏(ファインジュエラー): コレクターとしての経験上、愛着を感じることもありますが、同時にディーラーのInstagramで新着情報を見るたびに興奮することもあります(笑)。

ロス氏(クリスティーズ スペシャリスト): この業界では信頼関係が非常に重要です。ローレンさんが話しているような関係を築くには、特に現在のように多くの個人売買が溢れている状況下では、時間と信頼が不可欠です。クリスティーズのスペシャリストとして、クライアントのコレクションを正しい方向へ導くことは私の責務です。築き上げてきた関係をとても誇りに思っています。

さて、ここからはトレンドについてお話します。ローレンさん、最初の時計は小さな金無垢のロレックスで、ブラックダイヤルでしたね。当時は女性は大きめの腕時計しか身に着けていなかったと気付きませんでしたか?

ハロルド・ゴッドフリー氏: あの小さな時計を持っておけばよかったです! 今、また流行しているんですものね!

ライト氏: 上位50人の女性コレクターを注視しています。常に大きめの時計を好む女性もいれば、小ぶりなスタイルを求める女性もいます。男性もそれに倣って、サイズダウンする傾向が見られます。しかし、人気のある時計は限られています。アメリカ大陸での顧客層を女性30%にすることが目標の一つなので、女性が求める時計を積極的に確保していく必要があります。また、女性はより複雑な時計を求めるようになってきています。一方で、貴金属を使用した小ぶりな時計も人気が再燃しています。上位10位の女性が自分用に購入する時計と、男性が女性に贈る上位10位の時計を比較すると、傾向が異なってきます。女性は自分用に宝石や貴金属をあしらった時計を購入することが多く、男性はステンレス製を選ぶ傾向にあります。