プーマ チャイナタウン マーケットとのコラボレーションコレクションが登場。

“プーマライン”が取り外せるスニーカー、NYブランド・チャイナタウン マーケットとプーマがコラボ

プーマ(PUMA)よりニューヨークの新鋭ブランド「チャイナタウン マーケット(CHINATOWN MARKET)」とのコラボレーションコレクションが登場。2019年7月11日(木)よりプーマストアなどで販売される。

ラルフ サンプソン ロウ CHINATOWN MARKET 18,000円+税

チャイナタウン マーケットは、ニューヨークのキャナルストリートに位置するチャイナタウンからインスピレーションを得て誕生したブランド。独創的で大胆なカラーリングとポップなグラフィックを施したアイテムを展開している。

スウェード CHINATOWN MARKET 13,000円+税

本コラボレーションでは、3足のプーマのスニーカーに、マジックテープを使った斬新なデザインや異素材を組み合わせたアッパーなど、DIYのアイデアに溢れたデザインが採用された。

ストーム CHINATOWN MARKET 14,000円+税

「ストーム CHINATOWN MARKET」は、赤や緑、青の異素材を組み合わせた大胆なアッパーが特徴的。クラシックなモデル「プーマ スウェード CHINATOWN MARKET」には、黒と黄色のチェック柄を大胆に配した。また、白をベースにした「ラルフ サンプソン ロウ CHINATOWN MARKET」は、プーマラインが取り外しできるDIY仕様となっている。

【詳細】
プーマ×チャイナタウン マーケット
発売日:2019年7月11日(木)
販売店舗:プーマストア、プーマ取扱い店の一部店舗、プーマオンラインストア
価格:ストーム CHINATOWN MARKET 14,000円+税、スウェード CHINATOWN MARKET 13,000円+税、ラルフ サンプソン ロウ CHINATOWN MARKET 18,000円+税

【問い合わせ先】
プーマ お客様サービス

ノモスのシンプルウォッチ「デュオ」

じわじわくる、ノモスのシンプルウォッチ「デュオ」

バーゼルワールドではさまざまな時計を見る。その中には積極的に取り上げることはあまりないが、じわじわくる時計が少なくない。そんな1本に、ノモス グラスヒュッテの「デュオ」がある。気に入ったので本誌にも載せてしまったが、実のところ、既存のモデルから秒針を取っただけの“新作”だ。これを新作に入れるのは反則だろと思ったが、気に入ったので仕方ない。

ベースとなったのは、ノモスの定番であるタンジェント、オリオン、ラドウィッグとテトラ。ケースサイズは、それぞれ33mm(テトラは27mm)だから、ノモスの丸型、角型時計中で最も小さい時計。しかし、これがいいのだ。元ノモスユーザーからすると、テトラをのぞくノモスの時計は、どれもラグが長くて、実寸以上に大きく感じてしまう。長いラグはノモスの時計をドレッシーに見せてくれるが、38mm以上のサイズは僕の腕からは飛び出してしまう。その点、33mm、または27mmしかないデュオは理想的だ。

ムーブメント自体は、既存のCal.アルファを改良した、Cal.アルファ.2。今さらクロノスの読者に説明するまでもないが、基本設計をプゾーのCal.7001番にさかのぼれる由緒正しき手巻きムーブメントだ。2針化に合わせて、4番車のホゾを短く切ったが、それ以外は既存のアルファと同じである。これまた蛇足だが、ノモスのアルファというのは大変に良いムーブメントで、この価格なのに、緩急針にちゃんとトリオビスを載せている。トリオビスというのは値段の高い部品なので、最近は一流メーカーでも使いたがらない。しかしノモスは、精度を出すため、あえてこの凝った緩急針を使い続けている。ただし薄型なので、磁気には気をつける必要があるし、小径なのでパワーリザーブは長くない。

ちなみにノモスは、このデュオを女性用と見なしているらしい。事実、ウェブサイトには「極めて繊細であらゆるジュエリーにマッチする」と書いてある。確かに女性が着けても良さそうだが、個人的には、ガチの時計好きにこそ、このモデルを使って欲しいと思っている。軽くて使いやすい上、文字盤や針の質感も上々で、秒針が無いため、今日は日差何秒だった、なんて考えずに済むのである。ストラップを変えたら、かなりいい実用時計になるんじゃないか、と思う。というわけで、細腕のガチな人はぜひ。(広田雅将)